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2014年 10月 12日

「祈り」奉納イベント 安芸太田町大歳神社

素晴らしい夢の様な2日間のご奉納でした。
安芸太田町筒賀の大歳神社。
1150年の大銀杏がご神木でとても有名な場所とはいえ、田舎の小さな神社です。
ただ、この場所は天上山の北側の懐にあり、平家の落人が移り住んでいたのだろう
形跡もあちらこちらに残っています。
あまり知られていませんが、神楽の日本でも一番古い文献がこの神社には残されているそうです。
出雲よりも古いものです。この町は宮領と呼ばれ、宮島の管轄していた領地であり、この町の木からしゃもじが作られ、千畳閣等の建築木材としても使われてきていました。
太田川の上流から下流まで宮島の三女神を祭っている神社は沢山あります。
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そんな地にて、第一日目のご奉納をして頂きました。
1150年の大銀杏の裏山には、実は1300年のかやの木がひっそりとあります。
そんなお話しをして、まずは参拝して頂きました。
リハーサルを前に、普段は閉め切ったままになっている神社の場所決めです。
季節のいい時期、昔は木建だった扉も今はサッシの扉になっています。
その扉を外させて頂きました。すると、ふわ〜と自然と一体になった感覚がしてきました。
大銀杏のエネルギーが神社に入ってきた..そんな感覚です。
舞台の上を片付け、掃除し..いつの間にか、誰もが何も言わずとも、黙々と動いています。
奉納者自ら箒を持って..まさに、奉納の原点を見せて頂いた思いがしました。
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「祓え給い 清め給え…」
場がご奉納に相応しい素晴らしい場となっていく様を初めて実感させて頂きました。
奉納者が着替えを終え、神社に到着した時は、沢山の町人の皆様や遠くからわざわざ
見に来て下さった人々、近所のおじさん、おばさん、あれ?同級生まで..笑 と..。

笙の音から始ります。雅楽 平調(ひょうじょう) 「調子」。
昔の日本人は音にも季節を感じていたようで、調にはそれぞれ季節が当てはめられていました。
その中で平調は秋の調とされています。
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「調子」とは演奏前の音合わせを楽曲の形にしたもので、各調にあります。
神社においては、神様のお出ましをいただく際に、この「調子」を笙のみで吹くということがあるそうです。
まさに、神様のお出まし下さるため、水島和夫さんの笙の音色から始りました。
とても透明感のある素晴らしい音色です。
きっと初めてお聞きになる方もあった事でしょう。
神楽しかこの場所で見られた事の無い方々がポカンとしておられます。

そして地元にお住まいの福原一間さんの笛が入り、太鼓を叩きながら朝崎郁恵さんが唄って
くださいました。
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神唄です。朝崎さんのご出身の加計呂麻島とこの町の加計。
何か不思議なご縁を感じます。連日の御奉納で体調を考え1曲だけでも….と思っていたにも関わらず、全曲唄ってくださいました。
今は奄美大島でもこの神唄を唄える方は、朝崎さんだけだそうです。
本来神唄とは、神聖なる場所(神卸しの場所)のみで唄われる唄だったようで、公になっていなかったそうです。
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たまたま朝崎さんのご実家がその聖なる場所の隣だった事から子供の頃から聞いておられたとの事。勿論、譜面も残されてなく、耳で覚え、神唄の場合はその時の神様からの降ろされる言葉だったので、
その時その時で言われる言葉は違ってきます。
神を敬い、その場を清めるために縄文時代から唄われてきたという神唄を2曲と新日本紀行の中での「あはがり」を唄ってくださいました。
福原一間さんの笛の音色がその間に入り、素晴らしい唄でした。
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そして、アマミ舞の皆様、巫女の舞に相応しい「アワの唄」を唄いながら舞って頂きました。
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そして、花柳鶴寿賀さんが舞われた「四龍の舞」。
外で遊んでいた子供達が飛んで肺ってきました。動きのある何とも言えない舞に魅了されたようです。赤龍、青龍、白龍、黒龍とそれぞれの龍の表情を舞ってくださいました。
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そして、最後に笙の音色にて神様にお帰りに頂く。まさに、「神人和楽」の世界でした。
神と人とが集い楽しむ。きっと古代からこうして日本人は神と共に生きてきたのだろう..。
翌日の厳島神社での奉納の前夜祭に相応しい芸能の本質を身を持って感じさせて頂けた素晴らしい時間でした。
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by necocafe | 2014-10-12 12:47 | イベント


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