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Neco の 陽なたぼっこ

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2006年 04月 12日

被爆紅葉への舞い

今日は第2回目のFM773での収録日でした。
昨夜、岡山の友人と電話での事。
急遽、彼女が推進している「布ナプキン」のお話しを一緒にしてもらおうと
いう事になり、昼前に夫婦で到着。

ラジオ局のある場所は丁度桜が満開でした。
一人で12分しゃべるのと、2人で掛け合いでしゃべるのは大違い。
いつもの緊張もなんのその...。

それにしても一体いつになったら慣れるのやら..。

この所、ネジが緩みっぱなしの状態(友人曰く、ネジがぶっ飛んだ感じ)の毎日。
あれだけ昔は立石に水のごとくしゃべりっぱなしだったのが嘘のよう..。

その後、岡山の友人が送っていく筈だった東京から来られた舞踊家の方と
急遽臨時ネコ茶屋にてお茶タイム。

実は我が家の紅葉は登録はしてないけど、被爆紅葉なのです。
元々中川の家は被爆し、たまたま疎開した場所が今の家。
元の家の敷地は100M道路のど真ん中になっているのです。
その敷地内に唯一残っていたのがこの紅葉だったそうです。

被爆紅葉への舞い_b0076008_16532890.jpg丁度戦時中庭に作らされる事になった貯水槽の側にあったお陰で
この紅葉だけが生き残っていたそうです。
この木は両親が結婚の時に親戚からいただいた紅葉でとても大事な木。
その当時からこの大きさだったといいますから、何とも、紅葉の成長はスローなようです。

昨年夏、この紅葉の一部の枝が枯れ始め、応急処置をし、この冬に再度植え替えを
していました。

その紅葉を見られ、舞踊家の方はその紅葉の下で
被爆した紅葉に祈りを込めて、鈴を手に舞われる事になりました。

私は、ひとり飛行機の時間を気にしているものの..
その場だけは別次元であるかのように長い間、鈴の音が響き渡ります。

まるで違う風景を見ている気がしました。

音楽や、舞い...。   きっと、全ての芸術の起源は神様への奉納だったのでしょう。

今日の舞いはこの紅葉への舞いでした。

最近、この紅葉の謂れを聞いた性でしょうか?
なかなか遅い新芽の枝を見つつ、周りに竹炭を入れたり、頑張ってねと話しかけたり
しています。

「代が変わると庭の木が変わるんだよね。」と庭師さんの言葉。
確かに義父が亡くなり庭の松が殆ど枯れてしまいました。
でも何とかこの紅葉だけは次の世代まで元気に繋いで行きたいなと..。
皆の思いが通じ、きっと元気になるよね。

今日の鈴の音を聞いた紅葉の木。
一体どんな事を思っていたのでしょう?
被爆紅葉への舞い_b0076008_16554619.jpg
その鈴の音に反応してか、餌付けをしている雀が一緒に鳴いていました。

庭の前の小学校の桜が満開です。  ここの桜吹雪は見物です。

by necocafe | 2006-04-12 20:46 | Neco茶屋


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