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Neco の 陽なたぼっこ

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2006年 04月 17日

FM773 水との出会い

(前略)
丁度1999年の8月6日。 ある水に出会いました。
あるチラシの文面。「洗剤を使わず、水だけでクリーニングできます」という見出しだけが
見えたのです。
私にとっては、この言葉は天地がひっくり返る程の出来事だったのです。

今までの概念、洗濯は洗剤を使って洗うものという概念を..。
そんな馬鹿な??と半信半疑でした。
でも、待てよ。もし、これが本当だったら、川も海も汚れないじゃあないの??

今まで私たちは一生懸命、ここ数年、健康的な住環境について、考え、
ご縁のあった施主さんに提案していました。
でもまてよ??  もしかしたら、私たちはもっと大事な事を見逃していたんじゃあ
ないのだろうか?と…。

 まず、家でその機械を買ってみようとすぐ様電話したのですが、私たちには
手が出せない値段だったので、一旦諦めたのです。

そんなある時、たまたま雨が続き乾燥にコインランドリーに行きました。

そこにある大きな洗濯機を見て、この洗濯機ならお布団が洗えるよね。
洗剤を使わないで洗ったお布団なら気持ちいいだろうな?と思ったのです。

その時、私はアドピーがあり、寝る時お布団に入ると必ず、咳が出たり、かゆくなったり
して、お薬を飲まないと寝れない状態だったのです。

その時のその思いのままに、半年後、殆ど何も考えず、会社で世界初の洗剤を使わない
コインランドリーを作っていたのです。

当初、こんなコインランドリーが本当に受け入れられるのだろうか?と思っていました。
もし、本当に世の中に必要とされているのなら、全く宣伝も何もしなくても、
草の根のように口コミで繋がってゆくはず..と信じ、何も期待しない、流れに任せてみよう。
ここがいろいろな情報の発信地となればと思いスタートしました。

「どんな水ですか?」とよく聞かれるのですが、私は元来水に名前がある事自体、
おかしな事だな?と思っています。

だって、何何の水、とか、水に名前をつける事自体、おかしな事だと思うのです。
地球上の水、水自体を人間が作った訳ないでしょ。
天から雨となって流れ、山から滝や川を通じて濾過され、私たちの元に来ている水。

『昔々、おじいさんとおばあさんがいました。おじいさんは山に芝刈りに、おばあさんは
川に洗濯に行きました。』
その時、おばあさんは川に洗剤を持って洗濯に行きました。とは言ってないですよね。

子供の頃、私は田舎で粗だったのですが、その頃、田舎では畑仕事をした作業着や
ちょっとした洗濯は川でみんな洗っていました。
野菜等もその小川の水でみんな洗っていたように思います。
その時、みんな洗剤なんて持って行っていませんでした。
しいていえば、白い固形の石けんぐらいでしょうか?

丁度、この時期には田にはレンゲの花が咲き誇り、つい30年前ごろまでは、夏には夜道
をわざわざ懐中電気がいらない程、蛍の光で明るく感じていたのが、ついこの間のような気がします。

今では田舎でも川で洗濯をする姿は見かけられなくなりましたし、勿論お米をその川で研ぐなんて自殺行為をする人はいないですよね。

レンゲ畑の代わりに、栄養剤。  夏、田舎では蚊帳の下で寝ていたのが、今では
田舎では蚊にさされる事があまりなくなりました。

その代わりに昔はそこら中にいた蛍も、少しいるとみんなが見学に来る程、田舎でも蛍が珍しくなってきたのです。

私たちは泡や、淀んでしまった川の水では野菜もお米も洗いませんし、勿論そのまま飲み水にもしませんよね。

でもその汚れてしまった水で育っている魚はどうでしょう?
その水で育った魚を刺身や煮魚にして私たちは食べているのです。

生態系も昔と比べて大きく変わってきました。

魚市場では奇形魚が沢山出ているをご存知ですか?
魚のメス化も叫ばれています。
私たちが飲んでいる水はその水を何度も濾過し、しっかり塩素を入れて、死んだ水に
なったものを飲用しているのです。
そして美味しくないから、身体に悪いからと言って、様々な濾過器や、浄水器を通したり、
何処何処の水といって今はガソリンが高くなりましたけど、ガソリンと同じぐらいのお金を
出して水を買っているのです。

変な話ですよね。自然の恵みの水に人間のエゴで勝手に名前をつけて商売にしてしまっているのですから….。

そんな事をこの数年いろいろこのネコウオッシュというコインランドリーを作る事により、
いろいろ考えさせていただきました。

当初、若いお母さんが子供さんを連れて来られました。
「ここでは洗剤がいらないのですよ。」と説明すると、「え??洗剤ってよくないんですか?どうして?」と言った具合に、....
ある所でお米を洗剤を使って泡立て器で洗っている話を聞いた事があるのですが、
確かにね〜!と思ってしまうような事も沢山ありました。

始めは、遠巻きに見ていた近所の方々も、3年たった頃でしょうか?
いつの間にか布団を持って来られるようになりました。

井戸バタ会議ってありますよね。  水に集まってみんなが集う。  
「アレクセイと泉」という映画、(チエルノブイリで被爆したある部落で殆どの人が生まれ育ったその土地を離れたのですが、一人の若者と20数名のお年寄りがそのままその被爆した土地に残っているのです。
そこで、普段通りに野菜を育て普段通りに生活しているのですが、誰も恐れているような病気にはかからず、平和に暮らしているのです。
どうしてその土地を離れないのですか?と言うと、ここには泉があるから、..と。
200年以上も昔に大地にあるこの水が湧いている間は私たちはここで生きれると皆が水桶を持ってその泉に水を汲みにくるのです。)

そんな昔から、日本にも泉や井戸があり、そう、「井戸端会議」という言葉はそうした井戸でのコミュニティーから来ているのですね。
そんな場所になってきているような気がしています。

地球の70%が水です。人間の身体も約78%を水で占めています。

そんな環境の話の中で水はとても大切なテーマなのですが、この水については
おりおりお話していきましょうね。

次回は布ナプキンについて若い女性達に広めておられます「中村ふみ」さんをお迎えして
います。
とてもびっくりするようなお話がありますので、どうぞ、お楽しみに…

by necocafe | 2006-04-17 12:59


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