2008年 10月 15日
先日、私たちは、仲間総勢10名で、大山頂上までの登山に望んだ。 前日に出発し、松江城の堀を回遊する船に乗船し、夜のライトアップを 楽しんだ。 到着した場所にいきなり神官の姿をした若者がシンセサイザーを前に準備 をしている。 一体何のパフォーマンスなんだろう?と不思議に思っていると、なんと、 現職神官や巫女さんによる雅楽と現代音楽とのコラボレーション。 メジャーデビューまでしている『天地雅楽』のコンサート が始まったのだ。 リンク ライトアップされた松江城をバックに幽玄な世界が広がった。 ショールを床に敷いて、かぶりつきで見ようとしたのだが、途中で退散。 う〜〜〜最後まで見たかった〜のに〜〜! 知りあいの大山のペンションに泊まり、翌朝、我々は大山登山に向かった。 一ヶ月前から登山靴を購入し(意外にも安い)膝用サポーターと両手には ストック。これで完璧である。 相棒はこの度のメンバーでは最長老である。 「無理はしない、しんどかったら、途中で休んで待っている。 諦める勇気を持とう〜!」これが我々の合い言葉。 が、しかし..意外にも意外。難なく、我々含め全員頂上まで到着した。 秋晴れの気持ちよい一日。 それにしても、この大山登山道、まるで歩行者天国のごとく、登山ラッシュ である。きれめなく、人、人、人。 みんな「こんにちは〜!」と挨拶を掛け合い登ってゆく。 ハローインの帽子を被った元気いい若者の集団。 一体この方たちは何才?と思える程の老齢の集団。 階段を駆け上がる子供達。 「山登りは人生と一緒だ〜!」まるで悟ったかのように相棒が言う。 体育系の私は空元気で、気合いを入れながら登る。 それにしても、何処までも、我々の集団の賑やかな事。 大山は尾根が崩れ頂上も大変な状態だと話題になっていたが、今は きちんと整備され、頂上の山も木々で甦り、ゴミひとつ落ちて (いや、ひとつペットボトルの置き忘れがあったぐらい)なく、 とてもきれいだった。 我々は頂上で、ペンションで持たせてもらった、竹の皮に包んだ おにぎりを周りの羨望の眼差しの中で頂き、暫く気持ちのよい時を 過ごした。 さて、これからが本番である。下りはかなりの覚悟がいる。 が、しかし、2年連続して、月山に登った私は少し余裕である。 下り始めて1時間過ぎた頃、メッシュの金網に足を引っかけ、2〜3段、 滑落〜〜痛い〜〜。 やっぱりね〜〜何かあると思ったんだ〜。 いきなりシュン〜! それまでは、みんなのサポーター役だったつもりが、一転して みんなに助けてもらう事になってしまった。やれやれ...。 でも、私で良かったと思う。なんせ、転び慣れているもんでね..(笑) しっかり、手とお尻を打ってしまったようだが、お尻では確かめようがない。 案の定、相棒もなかり膝に来てしまったらしく、結局他のメンバーより40分 遅れの状態でヨタヨタ足を引きずって降りる有様になってしまった。 ふと見渡すと、同じようなおじさんが、2名、足を引きずって降りて おられる。 妙に仲間意識になってくるから不思議である。 登り、2時間半。下りは3時間20分かかっての登山だった。 その後の皆生温泉の気持ちよかった事。 次の日、朝一番で我々2人のみで帰る事にした。 途中、気になっていた出雲近くにある「加茂岩倉遺跡」に向かった。 さすがに、足が痛い。痛んだ足を引きずり、遺跡の記念館に行き、 係の人に説明をしてもらった。 何と、同じ子年12年前の10月14日にこの銅鐸が見つかったという。 明日じゃあないの〜。びっくりである。 そして、その前の子年に銅剣の荒神谷遺跡が発見され、その12年前、 子年に神原神社古墳 の三角縁神獣鏡が発見されているらしいのだ。 この三角縁神獣鏡は、景初三年銘があり卑弥呼伝説に関わり、同タイプの 三角縁神獣鏡は、現在までのところ2面しか出土していないという。 一面は大阪の和泉黄金塚古墳からであり、そしてもう一面は神原神社古墳 からである。 一体今年の子年は何が発見されるのだろう? 国宝になったのでこれで終わりなのだろうか? に、しても何故、こんなにも沢山の銅鐸が葬られていたのだろう。 出雲伝説はとてもミステリーである。 今、出雲では神有月。日本中の神様が出雲に集まって、今後の対策を たてておられるのだろう〜きっとね。 そして、数日後、未だに身体中が痛く、復帰できない私。 その横で、何故か、全く何処も痛みがなく、元気満々の相棒。 これまた、我家のミステリー...。 さあ、今日は満月。 あの大型のゴミを救助に出掛けねば...。
by necocafe
| 2008-10-15 14:48
| Neco の旅
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